こんにちは!FUKUSUKE COFFEE代表の三浦です!
ルワンダ産地訪問記、いよいよDay2です。
前回(Day1)をまだご覧になっていない方はこちらからご覧くださいね。
二日目は、ずっと楽しみにしていたコーヒー農園へ。
書いてみるとまた長くなってしまったので、前半と後半に分けてお送りします。
舗装のない道を、ひたすら登る
農園へ向かう道は、舗装されていません。
信号もない一本道を、どこまでも進んでいきます。
急な斜面を、ランドクルーザーの力をめいっぱい使って登っていく。揺られながら、だんだんと畑が近づいてきました。
舗装のない急な斜面を、ランドクルーザーで登っていきます。動画だと少し伝わりづらいかもしれませんが、かなりの急斜面なんです!
この日訪ねたのは、3つのエリア。
「コーヒー生産地と協働する会」で支援しているGishamvu(ギシャンブ)とRwamweru(ルワムウェル)、そして支援先ではないのですが、Huye Mountain Coffeeのなかでも特に品質が高いといわれるSovu(ソヴ)です。
ギシャンブとルワムウェルは、今年仕入れさせていただいたコーヒーが育つエリア(これから販売予定です!)。
ソヴは、一昨年に仕入れたコーヒーのふるさとです。
午前中は、まずギシャンブエリアへ向かいました。
「ムラホ!」から始まった一日
ギシャンブは、フイエ郡の南部にある、鉄器づくりで知られる丘陵地帯。
幹線道路から離れた田舎ですが、コーヒーづくりに意欲的な農家さんが多い地域なんです。小さな畑で豆やソルガム(もろこし)を育てながら暮らし、なかでもコーヒーは、大切な現金収入になる作物だといいます。
案内してくれたのは、ダマセンさん(Habumuremyi Jean Damasceneさん)。
Huye Mountain Coffeeのマネージャーで、「コーヒー生産地と協働する会」にも関わっている方です。

写真左がダマセンさん。爽やかイケメンでした!写真右はドライバーのテオさん。とてもフレンドリーで朗らかな方でした。車ではテオさんたちとルワンダ語日本語クイズをずっとやっていました笑
英語がとても流暢で、テキパキと、それでいて私たちを安心させるように、朗らかに説明してくれました。よく勉強されている方なのだと、すぐに伝わってきます。
左がダマセンさん。爽やかなイケメンです。右はドライバーのテオさん。とてもフレンドリーで朗らかな方でした。
ドライバーのテオさんとは、車のなかでずっと、ルワンダ語と日本語のクイズをして盛り上がっていました。
ルワンダ語で「こんにちは」は「ムラホ」。「ありがとう」は「ムラコゼ」。
このふたつだけは、しっかり覚えていきました!
ちなみにルワンダの公用語は、ルワンダ語・英語・フランス語・スワヒリ語の4つ。とはいえ、誰もが英語を流暢に話せるわけではなく、特に農家さんのなかでは、英語を話せる方は多くないようでした。
はじめの農園と、一枚の看板
最初に訪れたのは、Nshimiyimana Thadeoさんの農園です。
ここは今、「コーヒー生産地と協働する会」が支援している農園。肥料サポートの証として、FUKUSUKE COFFEEの名前を入れた看板を立てていただいていました。

後ろの看板にFUKUSUKE COFFEEの文字があるので、ぜひ見つけてみてくださいね。
肥料サポートの証として立てていただいた、FUKUSUKE COFFEEの名前入りの看板。
自分たちの名前が、こんな遠いルワンダの丘の上にある。なんだか不思議で、うれしい気持ちになりました。
「コーヒー生産地と協働する会」の古賀さんに支援先をどう選んでいるのか、というお話を聞きました。
たくさんいる農家さんのなかで「会」が大切にしている基準は、貧しいけれど、コーヒーづくりに意欲のある方々だということ。ひとくちにコーヒー農家さんといっても、その思いはさまざまで、まずは意欲的な方を支えているのだそうです。
印象的だったのは、支援の方法でした。
有機肥料を届けたり、栽培方法を伝えたり。科学的な裏づけのある方法を持っていても、それをいきなり押しつけることはしません。まずは、農家さんの気持ちを大切にされていました。
これまでのやり方、その土地で暮らす人にとって効率のいいやり方を、よその人間が突然「変えなさい」と言うのは、農家さんにとって大きなストレスになります。コーヒーは暮らしを支える糧のひとつで、ほかの作物との兼ね合いもある。
こちらの都合を押しつけるのではなく、互いにとって良い未来を、一緒に見つけていく。その姿勢が、とても心に残りました。
支援は、ひとつの農家につき3〜4年をひと区切りとして、交代でほかの農家さんへと移していくそうです。3年ほどたつと、木の状態もぐっと良くなってくるのだとか。
ちょうど収穫期の終わりごろで、木には小さめのチェリーがなっていました。

収穫期の前半と後半では、木の持つエネルギーが変わっていくそうで、前半のほうが大きなチェリーがなるのだと教わりました。
急な斜面の、やさしい農家さん
次は、すぐ近くにあるもう一軒の支援先、Nyiramana Libereさんの農園へ。
Nyiramana Libereさんは、女性の農家さん。とても柔らかな雰囲気の、やさしい方でした。

コーヒーの木は、とても急な斜面に植えられていて、歩くだけでも滑り落ちそうな場所。よろける私の手を、Nyiramana Libereさんがそっととって、助けてくれました。
少し離れたところから、子どもたちが何人か、こちらの様子を見にきていました。
私たちが四苦八苦して登っている斜面を、その子たちは軽々と動きまわっていて。ここは暮らしの場なんだなと、当たり前のことに気づかされます。
おもしろいことに、こちらのチェリーは、まだ大きなものが採れるとのこと。

すぐ近くの農園でも、こんなに違いがあるのだと知りました。
忘れられない、組合での時間
同じギシャンブエリアの、少し離れた場所へ移動します。
向かったのは、約25世帯が協同でコーヒーを育てるDusangirakabere組合。以前に支援をしていた組合だそうです。
古賀さんにとって、とても思い入れのある場所だといいます。
というのも、本当に大変なところからのスタートだったから。
先ほどの2軒とは違い、この組合は、みんなで一緒にコーヒーを育てる土地を持っています。特に暮らしが厳しく、国から協同で土地を与えられるほかに、選びようがなかったからだそうです。
そして、その与えられた土地は、コーヒーを育てるにはとても厳しい土壌でした。そこから、少しずつ一緒に改善してきたのだといいます。
区画ごとに、所有者がはっきりわかる場所で、すぐ隣は別の方の土地。
組合のコーヒーはしっかり育っている一方で、隣には手入れされず枯れてしまった木も見えました。同じ土地でも、向き合い方で、こんなにも変わるのだと感じます。

ここでは、これまでの農家さんとは少し違う空気を感じました。
ほとんどの方の着ているものはくたびれていて、私たちが訪れると、遠くからじっと、少し強張った表情で見守られていました。スマホを構えて、こちらを見ている方も。
(携帯電話はかなり普及しているそうで、スマホでなくても、ひとり一台は持っているとのこと。周りの人と支え合い、つながりを大切にする暮らしのなかで、携帯はとても大切なものなのだそうです)
ここではコーヒーの花が咲いているところを見ることができました。ジャスミンのような、とても甘くいい香りがします。

ひととおり木を見て回ったあと、組合の皆さんから、こう声をかけられました。
「話がしたい。意見を聞かせてくれ」
組合の皆さんと、私たち全員が、ひとつの場所に集まりました。

全員が静まりかえって、緊張感の高まる空気。
その中で、日本人参加者の一人が、みんなを代表して話してくれました。
「ルワンダの農園に来るのが、私の夢でした」
その瞬間、張りつめていた空気が、一気にほどけました。
組合の皆さんが手を叩いて、喜んでくれて。それからルワンダの伝統の歌と踊りを披露してくださり、私たちも一緒に踊って、ハグをしました。
組合の皆さんが披露してくださった、伝統の歌と踊り。この旅で、最も忘れられない時間の一つになりました。
このつながりの中で、自分たちは生きている。人が、コーヒーを作っている。
互いにとってより良い形になるように、自分たちにできることを、もう一度考えて、行動していかなければ。そう、強く思いました。
Day2後半は、ルワムウェルとソヴへ
こうして、午前のギシャンブエリアを後にしました。
午後は、ルワムウェルエリアと、ソヴエリアへ向かいます。
その続きは、また次の読みものでお届けしますね。
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FUKUSUKE COFFEE ROASTERY 愛知県安城市から”福を届ける”コーヒーロースタリー


