Fukusuke Coffee

三浦のルワンダ産地訪問記|Day2後半-コーヒーの村で、考えたこと

こんにちは!FUKUSUKE COFFEE代表の三浦です!

ルワンダ産地訪問記、Day2の後半です。

前半では、ギシャンブエリアの農園を訪ねた様子をお届けしました。まだご覧になっていないかたはこちらからお読みくださいね。

後半は、ルワムウェルとソヴのエリアへ向かいます。

…ですが、その前に。

ちょうどお昼をすぎて、お腹がぺこぺこ。まずは、腹ごしらえの話をさせてくださいね。笑


はじめての、ルワンダ料理

向かったのは、ルワンダ料理のレストランです。

いろんな国の料理を食べるのが大好きな私ですが、アフリカの料理は、これがはじめて。ルワンダの味に出会えると思うと、わくわくしました。

ルワンダではおなじみの、ビュッフェスタイル。とりあえず全部盛ってみました。

ルワンダでは、このビュッフェスタイルが一般的なんだそうです。一品ずつ頼むより、このほうが安いのだとか。

そして、盛ったあとに、上からスープをかけるのがルワンダ流。ダマセンさんが教えてくれました。

盛った料理の上から、スープをかけていきます。これがルワンダスタイルです。

ひとくち食べて、思わず声が出ました。

すごくおいしい!やさしい味つけで、日本人の口にもすっと馴染む味でした。

ルワンダでよく食べられているのは、豆や、野菜バナナ(熟す前のバナナ)、キャッサバ(芋の仲間で、タピオカの原料にもなります)、それにトウモロコシの粉を練った「ウガリ」

お米やパスタも、日常的に食べられているそうです。

焼き飯もあって、アジアとヨーロッパの食文化が、少しずつ混ざり合っているようにも感じました。

お肉は、ヤギ肉がいちばんよく食べられるとのこと。そういえば道中でも、ヤギがあちこちで飼われているのを見かけました。

私が特に気に入ったのは、豆のスープ。この味つけが、本当に好みでした。


デザートは、現地のフルーツで

食後のデザートは、この土地のフルーツです。

食後は、パッションフルーツや柑橘、フルーツトマトなど、現地のフルーツをいただきました。

パッションフルーツに、柑橘、それからフルーツトマト。これがまた、どれもおいしくて。

パッションフルーツやフルーツトマトは、日本ではなかなか出会えないので、うれしい体験でした。

そういえば、パッションフルーツは、コーヒーのフレーバーを表す言葉としても、よく登場するんです。

その果実そのものを、産地で味わえたこと。なんだか特別な時間に思えました。

ちなみに、これだけ食べて、5000ルワンダフラン。日本円にすると、550円ほどでした。

さて、しっかり腹ごしらえもできました。いよいよ、午後のルワムウェルエリアへ向かいます!


ルワムウェルの村で

ルワムウェルでは、Nshimiyimana Pheniasさんたちの農園を訪ねました。

村に着くやいなや、たくさんの村の方が集まってきてくれます。

さっそく、収穫したコーヒーチェリーを見せていただきました。

収穫したてのコーヒーチェリーを水に漬けて、浮いてくる実を取り除いていきます。

チェリーを水に漬けると、ぷかぷかと浮いてくるものがあります。これは「フローター」と呼ばれる実です。

未熟だったり、虫が入っていたり、乾きすぎていたり、病気だったり。中身がスカスカで詰まっていないので、水より軽くて、浮いてきます。

農家さんは、収穫したチェリーを、DAVID & FAMILY社のような地域の共同精製施設に販売します。そして加工業者が「ウォッシングステーション」で精製をして、コーヒー豆になっていくのが一般的です。

古賀さんによると、昔は各家庭で精製していたけれど、品質が家庭の環境に大きく左右されていたのだとか。

2000年代以降、品質を上げて輸出を増やそうと、政府が主導してウォッシングステーション(CWS)の建設を進めてきました。その先駆けとなったのが、DAVID & FAMILY社です。

ちなみにこの村の方々は、お金にこだわりのある方が多いそうで。

チェリーを買うときは、その場で現金と交換することを求められるとのことでした。こうした感覚も、農家さんによってさまざまなようです。


山の中の、コーヒーの木

農園までは、山道をひたすら歩いていきます。

ギシャンブにくらべると、ルワムウェルはコーヒーチェリーが生い茂る、山の中。どこもかしこも、コーヒーの木でした。

歩いていると、コーヒーの木の根元に、ほかの植物の葉が敷いてあるのを、ときどき見かけました。

これは「マルチング」というもの。乾燥を防いだり、温度の変化をやわらげたり、雑草をおさえたり。コーヒーの木を健やかに育てるための、大切な工夫です。

使う葉っぱは、近くに生えている木からとってくるそうです。

厳密には、土の栄養に向いている葉と、そうでない葉があるのだとか。でも、それぞれの農家さんが、手に入る葉を使っている。

「この葉は土に良くない」と言われても、近くに都合よくいい葉があるとはかぎりません。それを買うとなれば、農家さんにとって、どれだけの負担になるのか。

農家さんは、暮らしのためにコーヒーを育てています。コーヒー以外の作物も育てて、生計を立てている。

やっぱり、こちらの都合を押しつけるのは、違うのだと思います。


「Give me money」と言われて

この村で、私にとって、少しショックな出来事がありました。

子どもたちと、かけっこをしたんです。

走ったあと、その子たちに言われた言葉が、「Give me money」でした。

それも、子どもたち全員から。

これまで海外は、いわゆる先進国にしか行ったことがありませんでした。だから、子どもからこう言われるのは、はじめての経験で。世界では当たり前にあることだと頭ではわかっていても、いざ本当に言われると、かなりこたえました。

かといって、ただお金を渡すことが、いいことだとも思えません。

コーヒーチェリーを売って農家さんが得られる収入は、とても低いのが実情です。流通する価格の、ほんの数パーセントにとどまることも珍しくないと聞きました。

裏を返せば、この社会構造のおかげで、私たちは今の価格でコーヒーを飲めている、とも言えます。

特に貧しい農家の子どもは、十分な教育を受けられず、農家として生きるほかに選択肢がない。そんな話も聞きました。

自分たちは、どうすればいいのか。かんたんに答えが見つかる問いではありません。

それでも、できることから始めていかなければ。そう、強く感じました。

そういう意味でも、「コーヒー生産地と協働する会」が続けている土壌改良の支援に、あらためて深く共感したんです。


一日の終わりに、ソヴエリアへ

そんなモヤモヤを抱えながら、ルワムウェルを後にします。

車の通れる道までかなりの山道を歩いて下りました。

今日(Day 2)の最後に向かったのは、ソヴエリアです。

ソヴは「コーヒー生産地と協働する会」の支援先ではないのですが、DAVID & FAMILY社のなかでも、特に高品質なコーヒーがとれるといわれるエリア。一昨年に扱わせていただいたときは、クリーンで雑味のない、その品質におどろいた思い出があります。

訪ねたのは、Kubwimana Athanasieさんの農園。

これまでの農園にくらべて、とても整った印象でした。

それでも、栄養が足りずに黒くなってしまったチェリーも見られて。もっと肥料が必要とのことでした。

栄養が足りないと、こんなに真っ黒になってしまうんです。意外と見たことのある人はすくないはず。

時間は、もう夕方。ソヴエリアは、軽く見学させていただくだけになりました。

そして、一日ずっと案内してくれたダマセンさんとは、ご都合により、今日でお別れです。

参加者みんなで、記念写真をパシャリ。

一日案内してくれたダマセンさんと、参加者みんなで記念撮影。

ダマセンさん、本当にいい人だったなあ。


Day3は、DAVID & FAMILY社の自社農園へ

こうして、盛りだくさんのDay2が終わりました。

Day3は、いよいよDAVID & FAMILY社の自社農園「Gako(ガコ)」と、精製施設を見学させていただきます。

その続きは、また次の読みものでお届けしますね。


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