20代、30代の方にコーヒーを贈ろうと思ったとき、ふと不安になることはありませんか?
「若い人の好みって、自分とは違うかもしれない…」「せっかく贈るなら、センスいいねって思われたいな」
そんなふうに感じる瞬間が、きっと誰にでもあるのではないでしょうか。
若い世代の方が今どんなコーヒーに惹かれているのか、そのポイントさえ押さえておけば、きっと喜んでもらえる一杯を届けることができますよ。
今回は、20代・30代の方に喜ばれるコーヒーギフトの選び方を、私たちがお店で感じていることも交えながら、ゆっくりお話ししていきますね。
若い世代のコーヒー事情を、まず知っておこう
コーヒーギフトを選ぶ前に、まずは若い世代の方々がコーヒーとどう向き合っているのか、少しだけ知っておくと選びやすくなります。
実は、コーヒーとの距離感は世代で違う

あるマーケティング調査会社の調べによると、「コーヒーが好き」と答える人の割合は、60代では約8割にのぼるのに対して、20代では約6割にとどまるそうです。
つまり、若い世代の方は、コーヒーに対して「大好き」という人もいれば、「たまに飲む程度」「苦手かも」という人も、実はけっこういらっしゃるということなんですね。
だからこそ、若い方にコーヒーを贈るときは、「誰でも飲みやすい」という視点が、思った以上に大切になってくると考えています。
若い世代に人気の飲み方とは
同じ調査を見てみると、20代の方に人気のある飲み方として「アイスコーヒー」が上位に入っています。

年齢が上がるにつれて「ホットでブラック」が増えていくのに対して、若い世代の方は、すっきりとした飲み方を好む傾向があるように思えます。
また、カフェやコーヒーショップに週1回以上通う人の割合も、20代〜30代は比較的高め。
つまり、若い世代の方々は、カフェで飲むようなおしゃれなコーヒー体験に、日常的に触れているということなんですね。
若い世代に喜ばれるコーヒーギフトの特徴
では、具体的にどんなコーヒーを選べば、若い世代の方に喜んでもらえるのでしょうか。
お店でお客様のお話を聞いていて感じるポイントを、いくつかご紹介しますね。
華やかで軽やかな味わいを選んでみて

若い世代の方がコーヒーに求めているのは、「フルーティーさ」や「華やかな香り」といった特徴。
従来の「苦くてどっしりしたコーヒー」よりも、フルーツのような酸味や、花のような香りを楽しめるコーヒーに、関心を持つ方が増えています。
こうした味わいのコーヒーを選びたいときは、「浅煎り」や「中浅煎り」の焙煎度を目安にしてみてください。
浅煎りのコーヒーは、豆本来の個性が際立ちやすく、柑橘系のさわやかさや、ベリーのような甘い香りなど、これまでのコーヒーのイメージを覆すような体験ができます。
たとえば、エチオピアの浅煎りコーヒーを口にすると、まるでブルーベリーやストロベリーを思わせるような甘酸っぱい風味が広がることがあります。
「え、これもコーヒーなの?」
初めて体験した方から、そんな驚きの声をいただくこともよくあるんですよ。
こうした新鮮な発見を届けられるのも、浅煎りコーヒーの魅力なんです。
シングルオリジンという選択肢

最近よく耳にするようになった「シングルオリジン」という言葉。これは、単一の産地や農園から届いたコーヒー豆のことを指します。
ブレンドコーヒーが複数の産地の豆を組み合わせて安定した味わいを追求するのに対して、シングルオリジンは産地や農園ごとの個性をダイレクトに楽しめるのが特徴です。
たとえば、エチオピアのコーヒーならジャスミンのような香りとベリーの甘み。ケニアならオレンジを思わせる果実味と、しっかりとした酸の輪郭。
「この豆はどこの国のものだろう」「どんな人が育てたのかな」
そんなストーリーを想像しながら飲む楽しさは、まさに若い世代の方々が求める「体験価値」そのものです。
シングルオリジンは個性がある分、無難なものでもないのですが、実際に当店でも他の年代と比べて20代、30代の方への贈り物に思い切ってシングルオリジンのコーヒーを選ばれる比率が多い印象がありますね。
おしゃれなパッケージデザインも大切

若い世代の方へのギフトでは、パッケージのデザインも重要なポイントになります。
SNSが日常に溶け込んでいる世代の方々にとって、「見た目の美しさ」や「おしゃれさ」は、ギフトを受け取ったときの喜びを大きく左右するもの。
シンプルで洗練されたデザインや、おしゃれなカフェのような雰囲気のパッケージは、「センスがいいな」という印象につながります。
中身のコーヒーはもちろん大切ですが、パッケージを見た瞬間の「わあ、素敵」という気持ちも、贈りものの大切な一部なんですよね。
サステナブルな背景に共感する世代

もうひとつ、若い世代の方に特徴的なのが、環境や社会への意識の高さです。
調査によると、Z世代の方の約4割が 「サステナブルなプレゼントに関心がある」と答えており、商品に込められた背景やストーリーに特別な意味を感じやすい傾向があるそうです。
コーヒーでいえば、生産者との直接取引(ダイレクトトレード)や、環境に配慮した栽培方法、産地の人々の暮らしを支える取り組みなど。こうした背景を持つコーヒーは、「おいしい」だけでなく「この一杯には意味がある」という価値を届けることができます。
私たちFUKUSUKE COFFEEは、スペシャルティコーヒーを専門にしており、産地の方々との繋がりを大切にしながら、コーヒーをお届けしています。
そうした想いが伝わるコーヒーを選ぶことで、贈る側の気持ちも、より深く届くのではないでしょうか。
形態で迷ったときの考え方
コーヒーギフトには、豆、粉、ドリップバッグなど、さまざまな形態があります。
若い世代の方に贈るとき、どの形態を選ぶのがよいのでしょうか。
コーヒー器具を持っていない方には「ドリップバッグ」

相手がコーヒーを淹れる道具を持っているかどうか、分からないことも多いですよね。
そんなときは、ドリップバッグがおすすめです。
お湯を注ぐだけで本格的なコーヒーが楽しめるので、器具がなくてもすぐに味わってもらえます。
一人暮らしを始めたばかりの方や、忙しい毎日を送っている方にとっても、手軽に楽しめるドリップバッグは嬉しい贈りものになりますよ。
スペシャルティコーヒー専門店では、もちろんドリップバッグに使うコーヒー豆もスペシャルティコーヒーの豆なので、少し特別な味わいをお届けできるかもしれません。
「手軽だけど、味は本格派」そんなギフトが見つかるはずです。
コーヒー好きな方には「豆」で特別感を

相手がコーヒーミルやグラインダーなどの器具を持っていて、普段から豆を挽いて飲んでいることが分かっているなら、豆のまま贈るのも素敵な選択です。
豆を挽く瞬間に広がる香りは、コーヒー好きにとって至福のひととき。
シングルオリジンの豆や、普段は手を出しにくい希少な品種の豆を選べば、「自分のために特別なものを選んでくれたんだ」という気持ちも伝わります。
迷ったら「粉」という選択も

豆を挽く道具はないけれど、ドリッパーやフレンチプレスは持っている。
そんな方には、あらかじめ挽いてある「粉」の状態で お届けするのがちょうどいいかもしれません。
粉タイプなら、届いてすぐに淹れることができて、ドリップバッグよりも淹れ方のアレンジが楽しめます。
お店でご購入いただくときにも、「粉で」とご指定いただければ、挽きたての状態でお届けできますよ。
シーン別・若い世代へのコーヒーギフト選び
贈る相手や場面によって、最適なギフトは少しずつ変わってきます。
いくつかのシーンに分けて、選び方のヒントをお伝えしますね。
誕生日や記念日に贈るなら
特別な日のプレゼントには、日常ではなかなか手に取らないような「ちょっと贅沢な一杯」を選んでみてください。
たとえば、コーヒーの品評会で高い評価を受けた豆や、生産量が限られた希少な品種など。
「あなたのために、特別なものを選んだよ」その想いが伝わるような一杯を贈れると素敵ですね。
パッケージにもこだわって、ギフトボックス入りのものを選ぶと、開けた瞬間の喜びがより大きくなりますよ。
カジュアルな手土産として贈るなら
友人の家に遊びに行くときや、ちょっとしたお礼を伝えたいとき。
そんなカジュアルな場面では、気軽に受け取ってもらえるドリップバッグのセットがぴったりです。
数種類の味が楽しめる飲み比べセットなら、「どれから飲もうかな」と選ぶ楽しみも生まれます。
お菓子とのセットになっているギフトも、コーヒータイムをより豊かにしてくれておすすめです。
新生活のお祝いに贈るなら
就職や転職、一人暮らしのスタートなど、新しい生活を始める方へのギフトには、「これからの日常に寄り添うコーヒー」を。
忙しい朝でも手軽に淹れられるドリップバッグや、仕事の合間にほっとひと息つけるような、やさしい味わいのブレンドがおすすめです。
シンプルで使いやすいパッケージのものを選べば、新生活のデスクやキッチンにもすっと馴染んでくれるはずです。
焙煎度の目安を知っておこう

若い世代の方に喜ばれやすい焙煎度について、もう少し詳しくお話ししておきますね。
浅煎り(Light)

豆本来の個性が最も際立つ焙煎度。 フルーティーな酸味や、華やかな香りが特徴です。
「コーヒーってフルーツみたいな味がするんだ」そんな新鮮な発見を届けたいときにおすすめ。
ただ、苦味に慣れている方にとっては少し酸っぱく感じることもあるので、相手の好みが分からないときは注意が必要です。
中浅煎り(Medium Light)〜 中煎り(Medium)

浅煎りの華やかさを残しつつ、苦味と酸味のバランスが取れた焙煎度。
「相手の好みが分からないけれど、でもトレンド感のあるものを贈りたい」
そんなときは、この辺りの焙煎度を選ぶと外れにくいかもしれません。
FUKUSUKE COFFEEでも、初めての方には中浅煎りから中煎りをおすすめすることが多いです。
中深煎り(Medium Dark)〜 深煎り(Dark)

苦味とコクがしっかりと感じられる焙煎度。 ミルクとの相性も良く、カフェラテにもおすすめです。
ただ、若い世代の方には「重たい」と感じられることもあるので、贈る相手が普段どんなコーヒーを飲んでいるか、分かっている場合に選ぶとよいでしょう。
予算別の選び方の目安
コーヒーギフトを選ぶとき、予算も気になるポイントですよね。
目安として、シーン別におすすめの価格帯をお伝えしますね。
1,000円〜2,000円程度
ちょっとしたお礼や、カジュアルな手土産に。
ドリップバッグ2〜3枚のセットやプチギフト、少量の豆・粉(50g〜100g)のパッケージがこの価格帯です。
気軽に受け取ってもらえて、相手に気を使わせすぎない金額感なので、日常的なプレゼントに向いています。
2,000円〜3,000円程度
友人や同僚への誕生日プレゼント、少しきちんとした手土産に。
複数の種類が楽しめる飲み比べセットや、ギフトボックス入りの商品が選べます。
おしゃれなパッケージのものも多く、「センスがいいね」と言われやすい価格帯かもしれません。
3,000円〜5,000円程度
お世話になった方へのお礼や、特別な記念日のプレゼントに。希少な品種のコーヒーや、コーヒーと焼き菓子のセットなども視野に入ります。
高品質なスペシャルティコーヒーを贅沢に味わってもらいたいときにおすすめです。
若い世代の方へのギフトなら、2,000円〜3,000円程度が最も選びやすい価格帯かもしれませんね。
高すぎず安すぎず、「ちゃんと選んでくれたんだな」と感じてもらえるちょうどいいバランスだと思います。
贈る前に確認しておきたいこと
最後に、コーヒーギフトを贈る前に確認しておくと安心なポイントをお伝えしますね。
相手がコーヒーを飲めるかどうか

当たり前のようで、意外と見落としがちなのがこの点です。
先ほどもお伝えしたように、若い世代の方は「コーヒーが好き」という人もいれば、「たまに飲む程度」「あまり得意じゃない」という人も、 実は少なくありません。カフェインを控えている方や、そもそもコーヒーが苦手な方もいらっしゃいます。
もし不安があれば、さりげなく確認してみたり、カフェインレス(デカフェ)のコーヒーを 選択肢に入れてみてもいいかもしれません。デカフェでも、最近は味わい深いものが増えているんですよ。
また、コーヒーをあまり飲まない方には、「飲みやすい浅煎り」をあえて選ぶという方法もあります。苦味が控えめでフルーティーな浅煎りコーヒーは、「コーヒーってちょっと苦手かも…」という方にも意外と好評だったりするんです。
「コーヒーのイメージが変わった」 そんな新しい発見を届けられることもありますよ。
コーヒー器具の有無を確認してみる

先ほどもお伝えしましたが、相手がコーヒーを淹れる道具を持っているかどうかはギフト選びの大きなポイントになります。
分からない場合は、ドリップバッグのように器具不要で楽しめるものを選ぶと安心です。
賞味期限にも気を配って
コーヒー豆は生鮮食品に近い性質を持っています。焙煎してからの時間が経つほど、風味は少しずつ変化していきます。
贈りものとして選ぶときは、焙煎日が新しいものを選び、相手が2ヶ月〜4ヶ月程度で無理なく飲み切れる量を考えて贈ると親切ですね。
一般的には、100g〜200g程度のサイズ感が一人暮らしの方にはちょうどいいことが多いです。
FUKUSUKE COFFEEでは、焙煎日から10日以内の豆を出荷しているので、お手元に届いてからも4ヶ月は余裕を持ってお楽しみいただけると思います。
おわりに

若い世代の方へのコーヒーギフト、いかがでしたでしょうか。
最後に、今回お話ししたポイントを簡単にまとめておきますね。
若い世代に喜ばれるコーヒーギフトのポイント
- 味わいは「華やかで軽やか」なものを。浅煎りや中浅煎りは、フルーティーで飲みやすいものが多くおすすめです。
- 「シングルオリジン」で産地の個性を楽しんでもらうのも、若い世代の方には喜ばれやすい選択肢。
- パッケージのおしゃれさも、受け取った瞬間の喜びを左右する大切な要素です。
- サステナブルな背景を持つコーヒーなら、「おいしい」に加えて「面白い」「想いのこもった贈りもの」としてより深く届くかもしれません。
- 形態は、器具の有無が分からないならドリップバッグが安心。コーヒー好きと分かっているなら、豆で贈ると特別感が増します。
- 予算は2,000円〜3,000円程度がバランスのいい目安になりますよ。
こうしたポイントを押さえておけば、「若い人に喜ばれそう」と自信を持って選べるようになるはずです。でも、何より大切なのは、相手のことを想って選ぶ、その気持ち。
「この人に、おいしいコーヒーを届けたい」「コーヒーで、ほっとひと息ついてほしい」そんな想いを込めて選んだ一杯は、きっと相手の心にも届くのではないでしょうか。
FUKUSUKE COFFEEでは、ギフト選びに迷ったときのご相談も承っています。
「若い人に贈りたいんだけど、どれがいいかな」そんなお話をお聞かせいただければ、ぴったりのコーヒーを一緒に考えさせていただきますね。店頭でもオンラインショップでも、いつでもお気軽にお声がけください。
あなたの贈りものが、誰かの日常に小さな福を届けられますように。
あなたのことも、教えてください
FUKUSUKE COFFEEの読み物は、私たちが一方的に「伝える」ためのものではなく、みなさんと一緒につくっていきたいと考えています。
・このコーヒー、どう選べばいい?
・プレゼントで失敗しないコツを知りたい
・浅煎りって、正直よくわからない
・こんな話、読んでみたい
・最近こんなことで悩んでいます
などなど、どんな小さなことでも大丈夫です。
ふと感じた疑問や、知りたいこと、悩んでいることを、そっと教えてください。
いただいたお声は、次の読みものや商品づくりのヒントとして、ひとつひとつ、大切に活かしていきます。

FUKUSUKE COFFEE ROASTERY 愛知県安城市から”福を届ける”コーヒーロースタリー

