Fukusuke Coffee

贈りもので「口に合わなかったらどうしよう」という不安への答え

コーヒーを贈りものに選ぼうとしたとき、ふと頭をよぎる不安があります。

「もし相手の口に合わなかったら、どうしよう」

せっかく選んだのに、苦すぎたと思われたらどうしよう。酸っぱいと感じられたら気まずい。飲みきれずに棚の奥にしまわれてしまったら。

そんな心配が浮かんで、結局コーヒー以外のギフトに逃げてしまった経験、ありませんか。

お気持ち、よく分かります。私たちのお店にも「贈りたいんですけど、相手の好みが分からなくて…」というご相談がたくさん届きます。特に義理のご両親やお世話になった方など、距離感が近すぎないからこそ、失敗したくないという気持ちが強くなるんですよね。

でも、ひとつだけ知っておいてほしいことがあります。

コーヒーギフトで「完全に外す」ことは、思っているほど起こりません。そして、そのリスクをさらに小さくする方法が、ちゃんとあるんです。


そもそも「口に合わない」って、どういうこと?

コーヒーの味わいは、大きく分けると「酸味」「苦味」「甘み」の組み合わせで成り立っています。

たとえば、エチオピア産の浅煎りコーヒーには、柑橘のようなさわやかな酸味があります。一方で、ブラジル産の中深煎りには、チョコレートのような甘みとほどよい苦味がある。同じ「コーヒー」でも、産地や焙煎度によって表情がまったく違います。

「口に合わない」というのは、この味わいの方向性が相手の好みとずれてしまうこと。酸味が苦手な方にフルーティな浅煎りを贈ると、ちょっとつらいかもしれません。逆に、軽やかなコーヒーが好きな方に深煎りのどっしりした味わいは重たく感じるかもしれない。

つまり、コーヒーそのものが嫌いなわけではなくて、「そのコーヒーの個性」と「その人の好み」がたまたますれ違っただけなんです。

ここに、解決のヒントがあります。


「どれかひとつ」ではなく「いくつかの中から」

お店でギフトのご相談を受けるとき、私たちがいつもおすすめしているのが、複数の種類が入ったセットです。

たとえば、焙煎度の違う3種類の詰め合わせ。浅煎り、中煎り、深煎りがそれぞれ入っていれば、どれかひとつは相手の好みに近い味わいになります。

産地の違うコーヒーのセットも同じです。ブラジルの穏やかな甘み、コロンビアのバランスの良さ、エチオピアの華やかな香り。三つの個性が並んでいれば、相手の「好き」に出会える確率はぐっと上がります。

これは、お店をオープンしてからずっと感じていることなのですが、「全部おいしかった」とおっしゃる方ももちろん多い一方で、「この中だとこれが一番好きでした」と教えてくださる方もいらっしゃいます。つまり、セットで贈ることは「好みを探す旅」を相手にプレゼントすることでもあるんです。

「いろいろ試して、お気に入りを見つけてくださいね」

そんなひとことをメッセージカードに添えるだけで、選ぶ側も受け取る側も、ずいぶん肩の力が抜けるのではないでしょうか。


迷ったときの「安心ライン」を知っておく

複数種類のセットを選ぶとしても、どんな組み合わせがいいのか迷いますよね。そんなときのために、いくつかの目安をお伝えしておきます。

まず、中煎りのブレンドコーヒーは、もっとも多くの方に受け入れられやすい味わいであることが多いです。

酸味と苦味のバランスがとれていて、極端な個性がないぶん、どなたにも飲みやすい。セットの中に一つ入っていると、それだけで安心感が増します。

それから、ドリップバッグの形態を選ぶのもひとつの方法です。

コーヒー豆をそのまま贈ると、相手にミルが必要になります。粉の場合も、ドリッパーやフィルターがないと淹れられません。ドリップバッグなら、お湯を注ぐだけ。届いたその日から楽しんでいただけます。

あと意外と見落としがちなのが、量のこと。

一種類をどっさり贈るより、少量ずつ複数の種類を贈るほうが、もし口に合わないものがあっても負担になりにくい。100gずつ3種類、あるいはドリップバッグなら5袋ずつ3種類といった組み合わせが、ちょうどいい塩梅です。


「口に合わなかった」としても、実は大丈夫

ここまでお話ししておいてなんですが、もうひとつお伝えしたいことがあります。

仮に贈ったコーヒーが相手の好みとぴったり合わなかったとしても、それで関係がこじれることは、まずありません。

コーヒーはお菓子やお花と同じように、「気持ちを届けるもの」です。「あなたのことを思って選びました」という気持ちは、味の好みを超えて届きます。

それに、コーヒー豆やドリップバッグは未開封であれば保存がきくので、ご家族やお友達に分けることもできます。

来客時にお出しすることもあるでしょう。「もらったコーヒーがきっかけで話が弾んだ」なんていう声を聞くこともあるんです。

贈りものは、100%相手の好みに合わせることが正解ではないと思っています。「あなたに何か届けたい」と思った、その気持ちこそがいちばんの贈りもの。コーヒーは、その気持ちをそっと包んでくれる存在です。


ギフト選びで迷ったときは

FUKUSUKE COFFEEでは、ギフト用のセットをいくつかご用意しています。焙煎度や産地の異なるコーヒーを組み合わせたものや、ドリップバッグの詰め合わせなど、相手の好みが分からないときでも選びやすいラインナップです。

「こういう相手に贈りたいんですけど、どれがいいですか?」

そんなご相談も、もちろん大歓迎です。オンラインショップのお問い合わせフォームから、お気軽にお声がけくださいね。

一杯のコーヒーに込めた「福」が、届けたいあの方のもとへ届きますように。


あなたのことも、教えてください

FUKUSUKE COFFEEの読み物は、私たちが一方的に「伝える」ためのものではなく、みなさんと一緒につくっていきたいと考えています。

・このコーヒー、どう選べばいい?
・プレゼントで失敗しないコツを知りたい
・浅煎りって、正直よくわからない
・こんな話、読んでみたい
・最近こんなことで悩んでいます
などなど、どんな小さなことでも大丈夫です。

ふと感じた疑問や、知りたいこと、悩んでいることを、そっと教えてください。

いただいたお声は、次の読みものや商品づくりのヒントとして、ひとつひとつ、大切に活かしていきます。


FUKUSUKE COFFEE ROASTERY 愛知県安城市から”福を届ける”コーヒーロースタリー

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