ハンドドリップを始めてみたものの、お湯をどう注げばいいのか分からなくて、手が止まってしまったことはありませんか?
「円を描くって、どのくらいの大きさ?」
「ゆっくりって、どのくらいゆっくり?」
ネットで調べるほど情報が増えて、かえって何が正解か分からなくなる…。
そんな気持ち、よく分かります。
でも、大丈夫です。
お湯の注ぎ方で覚えておきたいのは、実はたった「2つのステップ」だけ。
細かいテクニックは、あとからゆっくり覚えればOKです。
まずは基本の流れだけ、一緒に確認していきましょう。
お湯を注ぐのは、2ステップだけ
ハンドドリップのお湯の注ぎ方は、シンプルに言うとこの2つです。
ステップ1:蒸らし コーヒーの粉全体を湿らせて、少し待つ。
ステップ2:注ぐ 残りのお湯をゆっくり注いで、コーヒーを抽出する。
これだけです。
「蒸らし」と「注ぐ」。
この2つの順番さえ覚えておけば、 迷子になることはありません。
実際の手順をご紹介します
FUKUSUKEでお伝えしている、 シンプルで再現しやすいレシピをご紹介しますね。
用意するもの
- コーヒーの粉:10g(中挽き)
- お湯:150g(85℃くらい)
温度が分からなければ、沸騰したお湯を少し置いておくか、別の容器に一度移すと、だいたい適温になります。
ステップ1:蒸らし(0:00〜0:20)
まず、コーヒーの粉全体にお湯を20gほど注ぎます。
粉の量の2倍くらいが目安です。
中心から外側に向かって、 そっと全体を湿らせるイメージで。
新鮮な豆だと、ぷくっと膨らんでくることがあります。
これは豆の中のガスが抜けている証拠。
「元気な豆だなぁ」と思いながら、 20秒ほど待ってあげてください。
ステップ2:注ぐ(0:20〜)
蒸らしが終わったら、残りのお湯をゆっくり注いでいきます。
合計で150gになるまで、中心あたりをゆるやかに回しながら注ぎましょう。
「”の”の字を描くように」とよく言われますが、小さな円をゆっくり描くくらいで大丈夫。500円玉くらいの範囲で十分です。
勢いよくドバッと注ぐのではなく、細く、静かに。
お湯が粉とゆっくり触れ合う時間をつくってあげるイメージです。
最後に:かき混ぜて完成
お湯が落ちきったら、サーバーの中のコーヒーをスプーンで軽く混ぜます。

実は、ドリップしたコーヒーは 上の方が薄く、下の方が濃くなっていることが多いんです。
混ぜることで味が均一になり、最後まで安定したおいしさを楽しめます。
ちょっとしたひと手間ですが、ぜひ試してみてくださいね。
よくある不安にお答えします
お店でよくいただくご質問に、 ひとつずつお答えしますね。
「うまく円が描けない…」
大丈夫です。
きれいな円を描くことが目的ではないので、だいたい中心あたりに注げていればOKです。
慣れてきたら粉全体に均等にお湯をかけるのを意識してみてください。
「どのくらいの速さで注げばいい?」
目安は、お湯がツーっと細く落ちるくらい。

ケトルを傾けすぎず、じわっと出るくらいの加減です。
慣れないうちはゆっくりすぎるくらいで大丈夫。
ゆっくり淹れられるようになったら、速く淹れるのも簡単になっているはずですよ。
「蒸らしの時間って厳密に測るべき?」
20秒というのはあくまで目安です。
蒸らし時間が長いと苦めに、短いと軽めの味わいになりますが、最初はしっかり測らなくても問題ありません。
自分なりに好みの味を作りたくなってきたらぜひ計ってみてください。
「泡がうまく出ないんだけど…」
豆の鮮度や焙煎度によって 膨らみ方は変わります。
特に浅煎りや中煎りの場合ですと、鮮度が高くても泡が出ず、あまり膨らみません。
心配しなくて大丈夫ですよ。
もっとおいしく淹れたくなったら
基本に慣れてきたら、こんな工夫も試してみてください。
すっきりした味にしたいとき → 抽出時間を2分以内に。
落ちきる前にドリッパーを外す。
香りや風味をもっと引き出したいとき → お湯の温度を少し高めに(90℃くらい)。
でもこれは、基本に慣れてからで十分。
今は「蒸らし」と「注ぐ」の2ステップだけ、 覚えていただければ大丈夫です。
今日ご紹介したレシピについては、こちらの記事でより詳しくご説明しているので、お時間のある時にぜひ読んでみてください。
でもお店によって注ぎ方が違いますよね?
今回おすすめしたゆっくりと円を描くように注ぐのをおすすめしているお店もあれば、素早く混ぜるように注いでいるお店もありますよね。
やはり注ぎ方で味わいは変わるので、お店の目指している味によって注ぎ方も変わるんです。
「このお店の味に近づけたい!」
という方は、そのお店の注ぎ方を真似するのがおすすめです。
FUKUSUKE COFFEEとしては、まずはゆっくりと注ぐのが、安定して誰でも美味しく淹れやすいのでおすすめしております。
慣れてきたらぜひ色んな注ぎ方も楽しんでみてください。
おわりに
お湯の注ぎ方って、 調べれば調べるほど奥が深くて、最初は少し怖くなってしまうかもしれません。
でも、最初から完璧にできる人なんていません。
私たちも、何度も何度も淹れるなかで、少しずつ自在に注ぐスピードをコントロールできるようになってくるんです。
だから、今日は「蒸らして、注ぐ」。
それだけ覚えていただければ、十分です。
次にコーヒーを淹れるとき、少しだけ手元に安心感が生まれていたら、私たちもうれしく思います。
淹れ方で迷ったときは、いつでもお気軽にご相談くださいね。
一杯のコーヒーが、あなたの日々にそっと寄り添えますように。
あなたのことも、教えてください
FUKUSUKE COFFEEの読み物は、私たちが一方的に「伝える」ためのものではなく、みなさんと一緒につくっていきたいと考えています。
・このコーヒー、どう選べばいい?
・プレゼントで失敗しないコツを知りたい
・浅煎りって、正直よくわからない
・こんな話、読んでみたい
・最近こんなことで悩んでいます
などなど、どんな小さなことでも大丈夫です。
ふと感じた疑問や、知りたいこと、悩んでいることを、そっと教えてください。
いただいたお声は、次の読みものや商品づくりのヒントとして、ひとつひとつ、大切に活かしていきます。

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