朝のコーヒータイム。 丁寧にドリップして、湯気の立つカップを両手で包んで、窓の外を眺めながらゆっくり飲む——。
そんな暮らしに憧れたこと、ありませんか?
でも、現実は違う。 朝はバタバタで、コーヒーを淹れる余裕なんてない。
道具を揃えても、結局インスタントに戻ってしまいそう。 「丁寧な暮らし」って、自分には向いてないのかも。
そう思っているあなたに、ちょっとだけお伝えしたいことがあります。
「ちゃんとおいしいコーヒー」は、実はそんなに手間をかけなくても手に入ります。
まず、お伝えしたい大前提
コーヒーの世界には、こだわりはじめるとキリがありません。
豆の産地、焙煎度、挽き方、お湯の温度、注ぎ方……。
調べれば調べるほど「難しそう」「自分には無理かも」と思ってしまうのも無理はありません。
でも、こだわりは「楽しくなってから」で大丈夫です。
最初から完璧を目指す必要はありません。
私たちの考え方としては、まずは「インスタントよりちょっとおいしい」くらいを目指せば十分。
そこから少しずつ、自分のペースで楽しみ方を広げていけばいいと思います。
大切なのは、続けられること。
三日坊主になっても、また始めればいい。
そのくらいの気持ちでいきましょう。
手軽さで選ぶ、3つの始め方
コーヒーの始め方は、実は一つではありません。 あなたの「手軽さ」に合わせて、3つのレベルからスタートできます。
レベル1:道具いらずで始める(ドリップバッグ)

「とにかく手軽に始めたい」という方には、ドリップバッグがおすすめです。
ドリップバッグとは、1杯分のコーヒー粉があらかじめセットされた小さなパックのこと。
カップの縁にひっかけて、お湯を注ぐだけでコーヒーが淹れられます。
必要なものは、お湯とカップだけ。 特別な道具は何もいりません。
「え、それってインスタントと同じじゃない?」と思うかもしれません。
でも、ドリップバッグは挽きたてのコーヒー豆を使い、鮮度を保つための工夫が詰まっているので、香りと味わいがまったく違います。
お湯を注いだ瞬間に広がる香りは、ちょっとした幸せを運んでくれます。
忙しい朝でも、お湯を沸かす3分、注いで待つ2分。
合計5分あれば、おいしいコーヒーが飲めます。
まずはここから始めて、「あ、コーヒーって意外と簡単においしく飲めるんだ」と感じてもらえたらうれしいです。
レベル2:ドリッパーを使ってみる

ドリップバッグで「コーヒーっていいかも」と思えたら、次のステップへ。
ドリッパーを使った淹れ方に挑戦してみませんか。
必要なものは3つだけ。
- ドリッパー(1,000円前後から買えます)
- ペーパーフィルター(100枚入りで200円くらい)
- コーヒーの粉(お店で挽いてもらえます)
「豆を自分で挽くの?」と心配になるかもしれませんが、大丈夫。
コーヒー豆を買うとき、お店で「粉に挽いてください」とお願いすれば、そのまま使える状態で渡してもらえます。
淹れ方もシンプルです。
- ドリッパーにフィルターをセットする
- コーヒーの粉を入れる(1杯分で大さじ2杯くらい)
- お湯を少し注いで30秒ほど待つ(これを「蒸らし」といいます)
- あとは少しずつお湯を注ぐだけ
細かいテクニックは、慣れてきたら覚えればOK。
最初は「なんとなく」で大丈夫です。
ドリップバッグよりも香りが豊かで、「自分で淹れた」という満足感もあります。
休日の朝など、少し時間があるときに試してみてください。
レベル3:豆から挽いてみる(いつかやりたくなったら)

「もっとおいしくしたい」「コーヒーの香りをもっと楽しみたい」 そう思えるようになったら、豆から挽くステップへ。
コーヒーは、挽いた瞬間から香りが飛んでいきます。
だから、飲む直前に挽くのが一番おいしいのです。
とはいえ、これは「いつかやりたくなったら」で十分。
粉で買っても十分においしいコーヒーは楽しめますから、焦る必要はありません。
もし挽いてみたいと思ったら、手動のコーヒーミルがおすすめです。
3,000円くらいから買えますし、電気を使わないのでコンパクト。
ゴリゴリと豆を挽く時間も、意外と心地よいものです。
ただし、朝の忙しい時間にはちょっと大変かもしれません。
週末のゆっくりした朝や、夜のリラックスタイムに楽しむのところから始めてみませんか?
迷ったら、この豆を選んでみてください
「どんな豆を買えばいいかわからない」 これも、初めての方が困るポイントですよね。
コーヒー豆には、浅煎り、中煎り、深煎りという焙煎度の違いがあります。 ざっくり言うと、こんな特徴があります。
- 浅煎り(Light):酸味があり、フルーティな味わい
- 中煎り(Medium):酸味と苦味のバランスがとれている
- 深煎り(Dark):苦味が強く、コクがある
最初に選ぶなら「中煎り」がおすすめです。
バランスがよく、どなたでも飲みやすい味わいになっています。
また、「ブレンド」と書かれたコーヒーも初心者向き。
いろいろな産地の豆をバランスよく配合しているので、クセが少なく飲みやすいのが特徴です。
迷ったら、お店の方に「初めてなんですが、飲みやすいのはどれですか?」と聞いてみてください。
きっと、あなたに合った一杯を見つける手伝いをしてくれます。
続けるための、小さなコツ
せっかく始めても、三日坊主になってしまったら意味がない。
そう思って、なかなか始められない方も多いのではないでしょうか。
ここで、続けるための小さなコツをいくつかご紹介します。
「毎日」じゃなくていい
「コーヒーを始める」というと、毎日淹れなきゃいけないと思いがちです。
でも、そんなことはありません。
週に1回、週末だけでもいい。 気が向いたときだけでもいい。
「今日は時間がないからインスタント」という日があっても、全然大丈夫。
続けるコツは、自分を追い詰めないことです。
道具は「あるもの」で
コーヒー用の専用ケトル、デジタルスケール、温度計…
調べれば調べるほど「これも必要なのかな」と思ってしまいますよね。
でも、最初はあるものでOKです。

お湯は普通のやかんや電気ケトルで沸かせばいい。
粉の量は目分量でなんとかなる。
温度は「沸騰したお湯を少し冷ます」くらいのイメージで。
道具にこだわりたくなったら、そのときに買い足せばいいのです。
FUKUSUKE COFFEEでは、急須で簡単にコーヒーを淹れるレシピもご紹介しているので、ぜひ参考にしてみてください!
「おいしくできた」を大切に
最初のうちは、薄かったり濃かったり、思い通りにいかないこともあるかもしれません。
でも、たまに「今日のおいしい!」と思える一杯に出会えます。 その瞬間を大切にしてください。
うまくいかなかった日があっても、おいしくできた日の記憶があれば、また淹れたくなるものです。
「ちゃんとおいしい」は、シンプルに手に入る

コーヒーは、難しくありません。
お湯を沸かして、粉にかける。 基本はそれだけです。
もちろん、極めようとすれば奥が深い世界ではあります。
でも、「ちゃんとおいしい」一杯を楽しむのに、特別な技術も高価な道具も必要ありません。
ドリップバッグから始めてもいい。
粉を買ってドリッパーで淹れてもいい。
いつか豆を挽いてみたくなったら、そのときに挑戦すればいい。
あなたのペースで、あなたらしく。
「ちゃんとおいしい」コーヒーのある暮らし、始めてみませんか?
香りの良い一杯が、あなたの毎日にそっと寄り添いますように。
あなたのことも、教えてください
FUKUSUKE COFFEEの読み物は、私たちが一方的に「伝える」ためのものではなく、みなさんと一緒につくっていきたいと考えています。
・このコーヒー、どう選べばいい?
・プレゼントで失敗しないコツを知りたい
・浅煎りって、正直よくわからない
・こんな話、読んでみたい
・最近こんなことで悩んでいます
などなど、どんな小さなことでも大丈夫です。
ふと感じた疑問や、知りたいこと、悩んでいることを、そっと教えてください。
いただいたお声は、次の読みものや商品づくりのヒントとして、ひとつひとつ、大切に活かしていきます。

FUKUSUKE COFFEE ROASTERY 愛知県安城市から”福を届ける”コーヒーロースタリー

