「自分でコーヒーを淹れてみたいけれど、道具を揃えるのにお金がかかりそう」
そんな不安から、なかなか一歩を踏み出せずにいる方は多いのではないでしょうか。
コーヒー専門店やネットで見かける道具は、どれも素敵だけれど、なかなか手が出しにくい価格帯。
ミル、ドリッパー、ケトル、サーバー……全部揃えたらいくらになるんだろう、と考えるだけで気が重くなってしまいますよね。
でも、安心してください。
実は、おうちでコーヒーを淹れ始めるのに、高い道具は必要ありません。
最低限のものだけなら、1,000円あればお釣りがきます。
このページでは、コーヒーを始めるときに本当にかかるお金のことを、飾らずにお話しします。
「思ったより気軽に始められそう」と思っていただけたら、うれしいです。
まず知っておきたい、最低限必要なもの
コーヒーをハンドドリップで淹れるのに、実は必要なものはそれほど多くありません。
「ドリッパー」と「ペーパーフィルター」、そして「コーヒーの粉」。

基本的には、この3つがあればコーヒーは淹れられます。
お湯を沸かすものやカップは、すでにおうちにあるもので大丈夫。
わざわざ新しく買い揃える必要はありません。
100均で揃えるなら
最も手軽に始めるなら、100円ショップを活用するという選択肢があります。
ダイソーやセリアなどの100円均一のお店には、コーヒー用のドリッパーやフィルターがしっかり揃っています。
- ドリッパー:110円
- ペーパーフィルター(90枚入り程度):110円
これだけなら、たった220円。
コーヒー粉は、スーパーで200g入りのものが400円前後から手に入ります。
1杯あたり約10g使うとして、20杯分。合計しても620円ほどで、おうちコーヒーを始められる計算になります。
もう少しこだわるなら
100均の道具でも十分にコーヒーは楽しめますが、「もう少し良いものを使いたい」という方もいらっしゃるかもしれません。
その場合でも、有名メーカーのドリッパーは500円前後から手に入ります。
たとえば、多くのコーヒー好きに愛されているHARIO(ハリオ)のV60ドリッパーは、プラスチック製なら400円台。

カリタやメリタといった老舗メーカーのものも、同じくらいの価格帯で揃います。
- ドリッパー(メーカー品):約500円
- ペーパーフィルター(100枚入り):約300円
- コーヒー粉(200g):約400円〜
合計1,200円ほど。これでも、缶コーヒー数本分の出費で始められます。
1杯あたり、いくらで飲めるのか

道具を揃えたあとに気になるのは、毎日のコーヒー代ですよね。
おうちで淹れるコーヒーは、実はとても経済的です。
まずは、一般的なコーヒーの場合からご説明しますね。
スーパーのコーヒー粉を使う場合
スーパーで売られているコーヒー粉(200g・400円程度)を使えば、1杯あたりのコストは約20円。
ペーパーフィルター代を足しても、1杯あたり25円程度で楽しめます。
コンビニコーヒーと比べると
コンビニのレギュラーコーヒーは、1杯100円〜150円ほど。
おうちで淹れれば、同じ金額で4〜6杯は飲める計算になります。
カフェと比べると
カフェでコーヒーを注文すると、350円〜500円程度が一般的。
おうちで淹れるコーヒーの価格と比べると、10倍以上の差があります。
毎日カフェでコーヒーを1杯飲むと、1か月で約12,000円。
おうちで淹れれば、同じ期間で1,000円もかかりません。
もちろん、カフェにはカフェの良さがあります。おうちコーヒーは、その選択肢を増やすものと考えていただければと思います。
最初からすべて揃えなくていい
コーヒー道具を調べていると、「あれもこれも必要」という情報が目に入ってきます。
コーヒーミル、ドリップポット、スケール、温度計、サーバー……。
たしかに、これらがあればコーヒーの味わいはぐっと良くなります。
でも、最初からすべてを揃える必要はありません。
おすすめは「ひとつずつ」
まずはドリッパーとフィルター、そしてコーヒー粉だけで始めてみる。
何杯か淹れてみて、「もっとおいしく淹れたいな」と思ったら、そのときに道具を足していく。
そんなふうに、ひとつずつ揃えていくのがおすすめです。
次に欲しくなるもの
コーヒーを淹れるのに慣れてきたら、次に欲しくなるのはおそらくこんな道具たちです。
コーヒーミル

挽きたての豆で淹れるコーヒーは、香りが格別です。
手挽きのミルなら、2,000円台から手に入ります。
朝の静かな時間に、ゴリゴリと豆を挽く時間は、それ自体がひとつの楽しみになります。
ただし、コーヒーミルの精度が大きく味わいに影響するので、3,000円以下のものを買うよりは、5,000円以上のしっかりしたものをご用意いただくほうが後悔しにくいと思います。
また、毎日飲む方は電動の方が手間が少なく、習慣として継続しやすかったりもします。
完全におうちでコーヒーを淹れることが習慣になったら、少し良いミルをご褒美に買う、それまではお店で挽いてもらうということをおすすめしたいです。
おすすめのミルなどは、改めて別の読みものでご紹介しますね。
ドリップポット

注ぎ口が細いポットがあると、お湯の量や速さを調整しやすくなります。
こちらも2,000円前後から。
普通のやかんでも淹れられますが、あると便利な道具です。
コーヒースケール

コーヒー粉やお湯の量を正確に量れると、毎回安定した味わいが楽しめます。
コーヒー専用のものでなくても、料理用のキッチンスケール(1,000円〜)で十分です。
これらをすべて揃えても、1万円あれば十分おつりがきます。
スペシャルティコーヒーという選択

おうちでコーヒーを淹れることに慣れてきたら、コーヒー豆にもこだわってみませんか。
スペシャルティコーヒーは、生産地や品種、精製方法にこだわった高品質なコーヒー豆のこと。
華やかな香りや、フルーツのような甘さ、すっきりとした後味など、これまでのコーヒーとは違った味わいを楽しめます。
価格帯の目安
スペシャルティコーヒーの価格は、100gあたり800円〜1,600円程度が一般的です。
スーパーのコーヒー粉と比べると、たしかに少し高め。
でも、1杯あたりに換算すると80円〜150円ほど。
コンビニやカフェで飲むよりは、ずっとお手頃です。
最初の1袋の選び方
はじめてスペシャルティコーヒーを試すなら、100gの小さな袋から始めてみるのがおすすめです。
好みの味わいが分からないうちに大きな袋を買ってしまうと、もし口に合わなかったときに困ってしまいますよね。
まずは少量から試してみて、「これは好き」「これはちょっと違った」という経験を重ねながら、自分の好みを見つけていくのが楽しい道のりだと思います。
豆で買うか、粉で買うか
コーヒー豆には「豆のまま」と「挽いた粉の状態」、どちらで買うかという選択があります。
粉で買う場合
ミルがなくても、すぐにコーヒーを淹れられるのが最大のメリットです。
最初はコーヒーミルを持っていない方がほとんどだと思いますので、まずは粉で買うのが現実的な選択肢です。
コーヒー専門店で豆を買う場合、お店で挽いてもらえることが多いので、気軽にお願いしてみてください。
豆で買う場合
挽きたての豆は、粉の状態よりも香りが豊かです。
コーヒーミルを手に入れたら、ぜひ豆のまま買ってみてください。
自分で挽く時間も、コーヒーの楽しみのひとつになります。
豆の状態のほうが、粉よりも鮮度が長持ちするのもメリットです。
道具にかけるお金、豆にかけるお金
最後に、ひとつだけお伝えしたいことがあります。
コーヒーの味を決める要素のなかで、最も大きいのは「コーヒー豆そのもの」です。
高価な道具を揃えても、コーヒー豆の品質が低ければ、おいしいコーヒーにはなかなかなりません。
逆に、100均のドリッパーでも、良い豆を使えば十分においしいコーヒーが淹れられます。
だから、最初から道具に大きなお金をかける必要はありません。
“道具は最小限に抑えて、その分をおいしいコーヒー豆に使う”
そんな始め方が、実はいちばん満足度が高いかもしれません。
まとめ:1,000円から始める、コーヒーのある暮らし
おうちでコーヒーを始めるのに、高い道具は必要ありません。
100均のドリッパーとフィルター、スーパーのコーヒー粉があれば、620円ほどで始められます。
メーカー品のドリッパーを使っても、1,200円程度です。
1杯あたりのコストは20円〜。
コンビニやカフェで買うよりも、ずっとお手頃におうちでコーヒーを楽しめます。
最初からすべてを揃える必要はありません。
まずは最小限の道具で始めて、慣れてきたらひとつずつ足していく。
そんなゆるやかな始め方で大丈夫です。
コーヒーのある暮らしは、思ったよりも気軽に始められます。
まずは1杯、淹れてみませんか。
初期費用まとめ
| 始め方 | おおよその金額 |
|---|---|
| 最小限(100均) | 約600円 |
| 少しこだわる | 約1,200円 |
| 道具を揃える | 約5,000円〜10,000円 |
1杯あたりのコスト比較
| 飲み方 | 1杯あたり |
|---|---|
| おうちで淹れる(スーパーの粉) | 約20〜30円 |
| おうちで淹れる(スペシャルティコーヒー) | 約80〜150円 |
| コンビニコーヒー | 約100〜150円 |
| カフェ | 約350〜700円 |
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