Fukusuke Coffee

コーヒーの注文で迷わない|カフェメニューの見方とオーダーのちょっとしたコツ

コーヒー好きな人と一緒にカフェに入ったとき、メニューを開いて、ちょっと固まったことはありませんか。

「カフェラテ」と「カフェオレ」って何が違うんだろう。「シングルオリジン」って書いてあるけど、普通のコーヒーとどう違うの。隣で「浅煎りのエチオピアを」とさらっと頼む人を見て、自分だけ取り残されたような気持ちになったり。

そんなふうに感じたことがある方へ。大丈夫です。分からなくて当たり前なんです。

私たちFUKUSUKE COFFEEにも、「何を頼んだらいいか分からなくて…」とそっと打ち明けてくださるお客様がたくさんいらっしゃいます。むしろ、それを言ってくださることが、私たちはとてもうれしいんです。

この読みものでは、カフェのコーヒーメニューによく並ぶ言葉の意味と、注文するときのちょっとしたコツを、肩の力を抜いてお話ししますね。


まず知っておきたい、コーヒーメニューの大きな分かれ道

カフェのメニューには色々なコーヒーが並んでいますが、実はほとんどのコーヒードリンクは、たった2つの「ベース」に分けられます。

ひとつは「ドリップコーヒー」。紙のフィルターにコーヒーの粉を入れて、お湯を注いで抽出したものです。喫茶店で「ホットコーヒー」と頼んだときに出てくる、あれですね。「ブレンドコーヒー」や「本日のコーヒー」と書かれていることも多いです。

もうひとつは「エスプレッソ」。専用のマシンで高い圧力をかけて一気に抽出したコーヒーです。量はとても少なくて、小さなカップに30ccほど。ぎゅっと濃縮されているので、味も香りも強めです。

この2つのベースを覚えておくだけで、メニューの見え方がだいぶ変わってきます。


「カフェオレ」「カフェラテ」「カプチーノ」のちがい

お店でよく聞かれるのが、この3つの違いです。なんとなく「どれもミルク入りでしょ?」というイメージがあると思います。その通りなんです。ちがいは、ベースになるコーヒーと、ミルクの入り方にあります。

カフェオレは、ドリップコーヒーにあたためたミルクを合わせたもの。フランス生まれの飲み方で、コーヒーのやわらかさとミルクの甘みが溶け合います。朝ごはんと一緒に飲むイメージが近いかもしれません。

カフェラテは、エスプレッソにたっぷりのスチームミルクを注いだもの。ベースがエスプレッソなので、カフェオレよりもコーヒーの存在感がしっかりしています。ラテアートが描かれるのもこちらですね。

カプチーノも、エスプレッソとミルクの組み合わせです。カフェラテとの違いは、ミルクの泡が厚めに乗っていること。泡の割合が多いため、カフェラテと比べるとコーヒーの比率が多めになっていることが多いです。口に含んだときにとろっとした泡の食感が先にきて、あとからコーヒーの風味が追いかけてきます。

お店によって定義が異なることがありますが、一般的には上記のような分類とされることが多いですよ。

迷ったときは、こんなふうに考えてみてください。やさしい味が好きならカフェオレ。コーヒー感をマイルドにミルクも楽しみたいならカフェラテ。コーヒー感を感じながら、ミルクを楽しみたいならカプチーノ。


「シングルオリジン」と「ブレンド」って何?

スペシャルティコーヒーのお店でよく見かけるのが、この2つの言葉です。

シングルオリジンは、ひとつの産地や農園のコーヒー豆だけで淹れたもの。たとえば「エチオピア イルガチェフェ」とか「ケニア ニエリ」とか、産地の名前がそのままメニューに書かれていることが多いです。その土地ならではの風味をまっすぐに味わえるのが特徴。

ブレンドは、いくつかの産地の豆を組み合わせたもの。お店ごとに味のバランスを考えて作られていて、「このお店の大切にする味わい」や「コンセプトに合わせた味わい」を感じられる一杯です。

はじめてのお店で何を頼むか迷ったら、そのお店の名前を冠したブレンドコーヒーを選んでみるのもひとつの手です。そのお店が「おいしい」と思うバランスがぎゅっと詰まっているので、お店の個性を知るにはぴったりだと思います。

FUKUSUKE COFFEEでは、看板ブレンドでマイルドな「FUKUSUKE BLEND」、スペシャルティコーヒーの入口に「SAKURAI BLEND」、コーヒーらしいコクや苦味を楽しんでもらいたい方には「TENJIN BLEND」と、私たちが大切にする味わいをそれぞれの好みに合わせながらご提案させていただいております。


メニューに書かれている「焙煎度」の読み方

「浅煎り」「中煎り」「深煎り」といった表記を見かけることも多いと思います。これはコーヒー豆にどのくらい火を入れて焼いたかを表しています。

浅煎り(Light)は、火入れの時間が短め。フルーツのような酸味や華やかな香りが特徴です。紅茶のような軽やかさがあって、はじめて飲むと「え、これコーヒー?」と驚く方もいらっしゃいます。

中煎り(Medium)は、酸味と苦味のバランスがとれたところ。甘みも感じやすくて、飲みやすいと感じる方が多い焙煎度です。

深煎り(Dark)は、しっかりとした苦味とコク。チョコレートやナッツのような風味があって、「コーヒーらしいコーヒー」が好きな方にはたまらないはず。

苦いのが少し苦手なら浅煎りか中煎りを、酸味がちょっと心配なら中煎りか深煎りを。そんなふうに、自分の好みのヒントにしてみてください。


注文するとき、知っておくとちょっと安心なこと

カフェでの注文って、慣れないと緊張しますよね。でも、いくつかのことを知っておくだけで、ずいぶん楽になります。

まず、「おすすめは何ですか?」と聞くのは、まったく恥ずかしいことではありません。むしろ、コーヒー屋さんにとっては「待ってました」という質問なんです。

今日のおすすめの豆のこと、その豆の味わいのこと。喜んでお話しするお店がほとんどだと思います。お店で接客をしていると、「おすすめ」を聞いてくださるお客様との会話が、とても楽しい時間だったりするんですよね。

それから、好みを伝えるときはコーヒー用語を使わなくても大丈夫です。「苦いのがちょっと苦手で…」「すっきりした感じがいいです」「甘みがある方が好きです」。そんな言葉で十分伝わります。

もうひとつ。頼んだコーヒーが思っていたのと違っても、それもひとつの出会いです。「思ったより酸味があるな」と思ったら、次は「もう少し苦味がある方が好きです」と伝えてみてください。一杯ごとに、自分の「好き」が少しずつ見えてくるようになります。


スペシャルティコーヒー専門店は、実はやさしい場所

「コーヒー専門店って、詳しい人が行くところでしょ」と思っている方もいるかもしれません。

でも実は、スペシャルティコーヒーのお店って、コーヒーの魅力を伝えたくてたまらない人たちが集まっている場所なんです。私たちも、あまりスペシャルティコーヒーに馴染みがない方が来てくれることを、とても喜んでいます。だって、まだ知らない味わいや驚きをお届けできる、いちばんワクワクする瞬間だから。

「コーヒーのこと、全然わからないんですけど…」と言って扉を開けてくださるお客様に、丁寧に、楽しく、コーヒーのことをお話ししたいと思っています。


一緒に行く人がコーヒー好きなら

パートナーや友人がコーヒー好きで、一緒にカフェに行くことが増えてきたという方も多いのではないでしょうか。

そんなときは、相手に「どれがおすすめ?」と聞いてみるのもいいですし、思い切って相手と同じものを頼んでみるのもおもしろい体験です。「あ、この味が好きなんだ」と、相手のことを少しだけ深く知れる瞬間があるかもしれません。

あるいは、お互いに違うものを頼んで、ひとくち交換するのも楽しいですよ。「こっちの方がフルーティーだね」「こっちはチョコレートみたいな感じ」。そんな会話が自然と生まれたら、コーヒーの時間がもっと豊かになります。


コーヒーメニューの「カタカナ」早見メモ

最後に、カフェでよく見かけるカタカナの簡単なまとめを置いておきますね。注文前にちらっと思い出していただければ。

  • ドリップコーヒーは、お湯を注いで抽出した定番のコーヒー。
  • エスプレッソは、高い圧力で濃く抽出した少量のコーヒーです。
  • アメリカーノはエスプレッソをお湯で割ったもので、すっきりとした味わい。
  • カフェラテはエスプレッソにたっぷりのミルク。
  • カプチーノはエスプレッソに集めのミルクフォーム(泡)。
  • カフェオレはドリップコーヒーにミルクを合わせたやさしい味。
  • カフェモカはエスプレッソにチョコレートとミルクで、甘いもの好きな方に。

全部覚える必要はまったくありません。気になったものをひとつだけ覚えて、次に頼んでみてください。

コーヒーのメニューを読めるようになると、カフェに行く時間が少しだけ楽しくなります。知らないことを恥ずかしいと思わないでください。分からなかったら聞けばいいし、気になったものを気軽に試せばいい。

一杯ずつ、ゆっくり。あなたの「好き」が見つかっていく過程そのものが、コーヒーの楽しみなのだと思います。

FUKUSUKE COFFEEでも、初めての方が安心して注文できるよう、いつでもお声がけくださいね。あなたにとっての「ちょうどいい一杯」を、一緒に見つけましょう。


あなたのことも、教えてください

FUKUSUKE COFFEEの読み物は、私たちが一方的に「伝える」ためのものではなく、みなさんと一緒につくっていきたいと考えています。

・このコーヒー、どう選べばいい?
・プレゼントで失敗しないコツを知りたい
・浅煎りって、正直よくわからない
・こんな話、読んでみたい
・最近こんなことで悩んでいます
などなど、どんな小さなことでも大丈夫です。

ふと感じた疑問や、知りたいこと、悩んでいることを、そっと教えてください。

いただいたお声は、次の読みものや商品づくりのヒントとして、ひとつひとつ、大切に活かしていきます。


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