お湯を注いだ瞬間、カップの上にふわりと広がるのはラズベリーの甘酸っぱい香りです。

そこに熟した桃のやわらかさが重なって、飲む前から少し気持ちが上向きになります。
一口目は、びっくりするほど軽やか。

繊細な酸味が舌の上をすっと通り抜けていきます。
青りんごをかじったときのような、みずみずしくて輪郭のはっきりした酸味です。
苦味はほとんど顔を出しません。
その代わりに、ラズベリーと桃のような風味が口のなかでゆっくりほどけていきます。
飲み進めて温度が下がってくると、表情が変わります。
りんご系の酸味がぐっと前に出てきて、その奥にフローラルがじんわりと残るように広がります。
最後にはマスカットのような印象まで覗かせるんですよ。
そして何より、後味に濁りがない、とてもクリーンな後味に注目してみてください。
飲み終わったあと、口のなかにすっきりとした甘さだけが残ります。
もちろん、暑い日にはアイスコーヒーにして飲んでもすごく美味しいですよ。


いちばんの推しポイントは、チェリーの熟度とサイズが恐ろしいほど揃っていることです。
そしてそれが、そのまま味わいの綺麗さになって出ていて、驚きのクリーンさにつながっています!
エチオピアは小規模農家が持ち寄ったチェリーをウォッシングステーションが集めて精製するので、ロットによってばらつきが出やすい産地でもあります。
熟度とサイズを揃える。
言葉にするとあまり凄さは伝わりにくいですが、産地では相当な努力が必要な仕事なんです。
きちんと熟した実だけを人の手で摘み取って、最後にもう一度選別する。
この工程を妥協せず徹底的にやり切らないかぎり、ここまでのクオリティにはなりません。
それなのに、このロットは驚くほど整っているんです!
一杯飲んでいただければ、きっと伝わると確信しています。
雑味がない。
ざらつきもない。
ただクリアな甘さと酸味だけが、まっすぐ残る。
生産者の方々の仕事に、素直に感謝したくなるコーヒーです。
朝、まだ頭が半分眠っているような時間。
ケトルのお湯が沸くのを待ちながら豆を挽くと、その瞬間からもうラズベリーのような甘い香りが立ち上がってきます。

目が覚めるより先に、気分のほうが起きてくる感じが良い1日のスタートを予感させてくれます。
口あたりが軽いので、朝食の前でも重たくなりません。
トーストにもヨーグルトにも、すっと寄り添ってくれます。

暑い時期なら、濃いめに淹れて氷で一気に冷やすのもおすすめです。
冷えることで青りんごの酸味がきりっと締まって、清涼感のある一杯になりますよ。
いつも飲んでいるコーヒーを、この豆に置き換えてみる。
それだけで、平日の朝が少し上質な時間に変わる。
そんな素敵なコーヒーだと思います。
エチオピア南部、シダモ地方ベンサ地区のボナズリア。
標高1,860〜1,990mという高地で、昼と夜の大きな寒暖差がコーヒーの実をゆっくりと育てていきます。
セダカ・ウォッシングステーションが建っているのは、まさにこの環境のまっただ中です。

2008年、トラコン社がこの土地を農地ごと取得し、ウォッシングステーションを立ち上げました。
掲げたのは、G-1とG-2に限定した高いグレードのコーヒーを作るという方針です。
責任者のケベデ氏を中心に、15名のスタッフがウォッシュド、ナチュラル、ハニー、アナエロビックと、さまざまな精製方法を実践しては検証を重ねています。

設備も農地もリノベーションされているため、コーヒーの木の樹齢はまだ若い。
勢いのある生産量と、高い品質。
その両方を強みにできているのは、この若さがあってこそです。
収穫後の工程そのものは、昔ながらの手法を守っています。
ただし、発酵と水洗に使う水の質には明確な基準を設けるなど、徹底されています。

乾燥は、周囲の丘から吹き下ろす冷涼な風を活かしてゆっくりと進めます。

このあたりのこだわりの積み重ねが、シダモのマイクロクライメットをそのままカップに映したような風味を生み、国際的にも高く評価されています。
この豆との出会いは、商社さんからいただいた一つのサンプルでした。
カッピングしてみたら、とにかく美味しかった。
取り扱いを決めた理由は、本当にそれだけです。
焙煎は、繊細な酸味と華やかな風味を最大限に引き出すために浅煎りで仕上げました。

セダカの豆はサイズが小さく、そのぶん焦げやすいので、焙煎の初期でエネルギーを一段下げて、緩やかに、でも中までしっかり火を入れることで華やかだけど、クリーンで甘く、飲み疲れない味わいに調整してみました。
スペシャルティコーヒーをよく飲んでいらっしゃる方には、エチオピア産コーヒーの完成度をあらためて確かめていただきたいと思えるようなコーヒーです。
産地の教科書のような風味が、雑味なく綺麗に出ています。
これからスペシャルティコーヒーを試してみたい、という方にもぴったりです。
苦味がほとんどないので、コーヒーの苦さが苦手だった方でもすっと飲めます。
普段SAKURAI BLENDを気に入ってくださっている方なら、その延長線上で楽しんでいただけると思います。
逆に深煎りのTENJIN BLENDが好みという方には、正反対の世界を覗くきっかけになるかもしれません。
焙煎でも、雑味が出ないよう、甘くてクリーンな味わいになるようとても意識しました。
こういうコーヒーに出会うと、酸味が嫌いだったんじゃなくて、雑味が嫌いだったんだと気づくきっかけになったり。
素晴らしいロットだと自信を持ってオススメできる味わいなので、ここを入口に、浅煎りの他の産地へ興味を広げていくのも面白いですよ。

ペアリングなら、迷わず羊羹です。
和菓子は洋菓子ほど香りが強くないので、コーヒーの風味を消さずに引き立ててくれます。
あんこの風味はナチュラルプロセスのコーヒーとどこか通じるところがあって、エチオピアのナチュラルとは本当に相性がいい。
お茶請けを変えるだけで、こんなに印象が変わるのかと驚かれるはずの組み合わせです。
このコーヒーを飲む時にまず注目していただきたいのは、酸味の綺麗さです。
とがっていない、澄んだ酸。
そこに桃系の華やかさが乗っている感覚を、一口目で探してみてください。
そして、飲み切るまで温度変化を待ってほしいんです。
温度が下がるにつれて、マスカットのような印象が立ち上がってきます。
同じ一杯なのに、最初と最後で別のコーヒーを飲んでいるような気分になります。
澄んだ酸味と華やかな香りが、あなたの明日の朝にちいさな福を運びますように。
商品名: Ethiopia Bona Zuria Sedaka Natural
内容量 / 価格: 150g / 1,980円(税込・送料込)
原産国: エチオピア シダモ地方 ベンサ地区 ボナズリア(Sedaka Washing Station)
品種: Heirloom
標高: 1,860〜1,990m
精製方法: ナチュラル
焙煎度: 浅煎り(Light)
保存方法: 高温多湿を避け、冷暗所で保存してください
賞味期限: 焙煎日より4ヶ月(開封後はお早めにお召し上がりください)
発送: 入金確認後3営業日以内でメール便にて発送いたします。
※お届け日はご指定いただきかねます。
※焙煎日より10日以内の商品を発送します。

FUKUSUKE COFFEEでは焙煎大会で日本一*となった焙煎士がコーヒー豆本来の魅力を最大限に引き出します。
国際的なコーヒー豆鑑定士の資格「Qグレーダー」を保有し、コーヒー豆の個性を見極め、その魅力を最大限に引き出せるよう、味わい作りに努めています。
毎回の焙煎でデータを記録し、カッピングで味を確認し、論理と感覚を組み合わせて、日々品質の向上に取り組んでいます。
※ 全国焙煎大会日本一とは「1st Crack Coffee Challenge」2022と2025の優勝実績のことです。
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※北海道、沖縄、離島への配送は¥1,200の追加送料をいただいております。
※いずれの場合も配送日の指定はできかねますので、あらかじめご了承くださいませ。
「初めてご注文いただく方からよくいただくご質問をまとめました」
コーヒー豆は挽いた状態で購入できますか?
もちろん、挽いた状態でもお届けしています。
ご注文時に「中挽き」「細挽き」からお選びください。
挽き目の参考としては、中挽きはハンドドリップやフレンチプレスなど幅広い用途でお使いいただけます。
細挽きはエスプレッソや水出しコーヒーでお楽しみいただきたい方に。
粗挽きは、当店のコーヒー豆とはあまり相性がよくないため、おすすめしておりませんが、ご要望の際はご注文時の備考欄にご記載いただけましたらご対応は可能です。
なお、豆のままでお買い求めいただく際は、ご自身でコーヒー豆を粉に挽いていただく必要がございますので、コーヒーミルをお持ちの場合にお選びください。
コーヒー豆の焙煎日はいつですか?鮮度はどうなっていますか?
出荷時点で焙煎日より10日以内の商品を発送することをお約束いたします。
お届けする商品パッケージの表面に焙煎日を記載していますのでそちらでご確認いただけます。
なお、焙煎日のご指定はお受け出来かねますので、何卒ご了承くださいませ。
賞味期限はどのくらいですか?
焙煎日より2ヶ月を目安にお楽しみいただくことをおすすめいたします。
コーヒー豆は生きているようなもので、日々風味が変化していきます。
豆の種類にもよりますが、焙煎日から2週間〜2ヶ月前後に味や香りが最も開くことが多いです。
ただ、そんなに慎重になる必要はなく、焙煎日から4ヶ月以内であれば、味わいの変化をお楽しみいただきながら美味しく飲み切っていただけるかと思います。
どのように保存するのが良いですか?
高温多湿を避け、光の当たらない涼しい場所(28度以下が目安)で保管してください。
開封後は、酸素や湿気から守るため、購入時の袋でしっかりとチャックを占めて保存いただければOKです。
冷蔵庫に保存する場合は、匂いうつりに気をつけ、冷凍する場合は使用する分量ごとに小分けにして保存して、使う分だけ解凍して使用してくださいね
何グラムを選べばいいか分かりません。
150gのコーヒー豆で、一杯10gで淹れると約15杯分のコーヒーをお楽しみいただけます。
濃いめがお好みの方は12gほど使われる方もいらっしゃいますので、その場合は12〜13杯ほどになります。
毎日1杯飲まれるなら、約2週間。週末だけのおたのしみにされるなら、もう少し長く楽しめますね。
毎日2杯以上飲まれたり、家族みんなで楽しまれる方は1kgなど大容量がお得に購入できておすすめです。
ギフトとして贈ることはできますか?
コーヒー豆ギフトを別途ご用意しております。
コーヒー豆ギフトのページよりギフト用の商品をお選びください。
ギフト用の商品は、ラッピングサービスや熨斗等のオプションもお選びいただけます。
コーヒー好きの方はもちろん、これから素敵なコーヒータイムを始める方へのプレゼントにもぴったりです。